令和2年度 ふるさとの集い(オンライン)開催

投稿日:2020年10月13日 4:45

東京益田会では、コロナ禍による不自由な生活を余儀なくされふるさと益田との交流も慎重になりがちな情勢を鑑み、益田に一緒に心を寄せ、双方が元気を取り戻すことができるよう、オンライン(Zoom)による特別な「ふるさとの集い」を開催いたします。

新型コロナウイルスを正しく恐れて正しく対処することが求められていますが、益田市出身の藤谷ドクター(救急医学の権威、重症の新型コロナ患者の治療に活躍)をお招きし、東京と益田をオンラインで結びパネルトークにより知見をうかがいます。

また今年は、中世益田日本遺産認定、高津川水質日本一、萩・石見空港東京便2便化継続、雪舟回廊「ガーデンツーリズム」登録など益田市にとって誇るべき出来事がたくさんありました。そこで、とりわけ注目の高まる日本遺産「中世益田」についての講演会を行います。

いずれも時節にあった内容となっておりますので、皆様方には万障お繰り合わせの上、ご参加賜りたくよろしくお願いいたします。

なお、今回はオンライン開催ということで、パソコン・スマホ等によりオンライン接続が可能な方に参加が限られますこと、心よりお詫び申し上げます。
もともと令和2年度は「ふるさとの集い」を開催してない年であり、コロナ禍を受けての特別な開催であることをご理解いただき、ご容赦賜りたくよろしくお願い申し上げます。


  1. 1.開催日時 令和2年11月28日(土)15時00分〜
    <参加申込締切 11月15日(日)>
  2. 2.開催方法 オンライン(Zoom)による
  3. 3.内容
    1. (1) パネルトーク 15:10~15:50
      ~救急医療が救う尊きいのち(仮題)~
      聖マリアンナ医科大学救急医学藤谷茂樹教授
          (益田市出身重症の新型コロナ患者の治療に活躍)
      益田市医師会松本祐二会長
    2. (2)報告益田市の近況
      中世益田日本遺産認定、高津川水質日本一、萩・石見空港東京便2便化継続、雪舟回廊ガーデンツーリズム登録等
    3. (3)特別講演 16:20~16:50
      「日本遺産認定が示す、中世益田の輝き」(仮題)
      <講師>益田市歴史文化研究センター主任中司健一

※ 開催1週間前頃に、オンライン参加方法をご連絡いたします。


藤谷 茂樹

聖マリアンナ医科大学 救急医学教授

藤谷 茂樹(ふじたに しげき)益田市出身

1990年に自治医科大学を卒業。9年間地域医療に携わり、さらに研鑽を積みたいという思いから2000年に渡米した。ハワイ大学にて内科研修、ピッツバーグ大学にて集中治療研修、さらには、カリフォルニア大学ロサンゼルス校West LA 在郷軍人病院プログラムにて感染症研修を修めた。7年後に帰国して、聖マリアンナ医科大学救急医学教室で4年間、主に集中治療に専念し、日本集中治療教育研究会(JSEPTIC)で機関誌INTENSIVISTの刊行を手掛けた。
以降、東京ベイ・浦安市川医療センターの設立および米国式集中治療体制の構築に尽力。地域医療振興協会(JADECOM)において、さらにJHospitalist Network で機関誌Hospitalist の刊行を手掛けた。
地域医療で幅広く活躍する若手医師の育成や、診療看護師(NP)、特定看護師の研修など、後進の教育に力を注いだ後、2016 年聖マリアンナ医科大学 救急医学教授に就任。日本各地で総合診療医として活躍する教え子たちが、研究を行うことのできる環境を提供している。(以上、公益社団法人地域医療振興協会ホームページより)
今は、重症の新型コロナ患者の治療に活躍している。

https://www.marianna-u.ac.jp/houjin/staff/daibyo/hkyukyu/
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4449/index.html
https://jadecom-special.jp/articles/interview/6.html
中司 健一

益田市歴史文化研究センター 主任

中司 健一(なかつか けんいち)

昭和55(1980)年生、山口県防府市出身。平成15(2003)年、広島大学文学部卒業、山口県環境生活部県史編さん室非常勤職員、呉工業高等専門学校非常勤講師などを務め、平成24(2012)年広島大学大学院文学研究科単位取得退学。同年より益田市役所に入庁し、益田市教育委員会文化財課歴史文化研究センターに配属。
専門は日本中世史で、大学時代は大内氏、陶氏、毛利氏といった中国地方西部の大名や領主を研究。 益田市入庁以後、中世の益田と益田氏を中心とした石見の政治史と流通経済史を専門に研究。
【主な研究活動】
平成25(2013)年に東京大学史料編纂所と共同研究「文献・考古両分野による中世後期西日本海地域における流通経済の解明」を実施。その成果は翌年に島根県立石見美術館で開催された益田家文書里帰り展「益田家文書に見る中世益田の館・城・湊」、および成果発表シンポジウム「中世山陰の流通と国際関係を考える」にて市民向けに公開。
これらが呼び水となって、島根県、益田市、東京大学史料編纂所による共同研究「石見の中世領主の盛衰と東アジア海域世界」が企画され、平成26年度から28年度まで実施されると益田市の担当者の一人として研究に取り組む。その成果は平成29年9月から11月まで、島根県立石見美術館にて「石見の戦国武将」展として公開され、ここでも図録の執筆等を担当。
また、中世の益田と益田氏を研究するための史料集『中世益田・益田氏関係史料集』の編纂に従事し、平成28年3月に刊行。これを踏まえて、中世の益田の通史となる『中世益田ものがたり』を企画し、同僚とともに執筆し、平成27年7月から平成28年6月まで『山陰中央新報』に掲載、平成29年9月に書籍として刊行。
平成28年度から30年度までの国立歴史民俗博物館の中世益田を対象とした共同研究にも研究員として加わり、平成30年度の東京大学史料編纂所一般共同研究に「中世石見国高津川流域の史料調査と研究」の課題で応募し、採択されるなど、精力的に益田を中心とした中世石見の歴史の解明に取り組んでいる。